吉川晃司の若さの秘密「毎日の運動が苦にならないのは自分の中で◯◯になっているから」

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年を重ねるほど『STAY YOUNG』を欲している人々は多いのではないでしょうか。

肉体美、肌の状態、気持ちの若さ……若さの基準はさまざまです。

そこでOCEANSでは、編集部が認めた5人の男性にSTAY YOUNGの秘訣を語ってもらっています。

その中から、アーティスト・吉川晃司さんのインタビューをピックアップします。

理想とするパフォーマンスをするには
それなりのカラダを保つしかない

2024年には、デビュー40周年となる吉川晃司さん。

「純粋に、ステージに経ち続けるために必要なことを続けているだけなんです。自分が理想とするパフォーマンスをするには、それなりのカラダを保っておくしかない。それができなくなったら、ステージを降りるときだと思っていますから」

日々のトレーニング量は、7~8kmのランニング、泳ぎは2km、筋トレ、ストレッチを1時間というメニュー。

ここ数年は定期的に弓道の稽古にも通っているそうです。

 

「これでも学生時代に比べたら、10分の1くらいの分量で。本当ならカラダをキープするには、年齢を重ねていくごとに運動量を増やしていかなくてはならないんでしょうけれども……。

現役時代ひどいときは、24時間中16時間水にいたこともあったので、さすがに今やったら一日でお陀仏ですね(笑)。

ただ、毎日の運動が苦にならないのは、それが自分の中で『当たり前』になっているからだと思います」

アスリートの世界から音楽の世界へと移っても、吉川のベースとなる考え方は変わっていません。

「水泳と水球を始めたのは中学生のときなんですけど、部の監督をやっていたのが生物の先生で。中学1年生のときに、その先生が口を酸っぱくして言っていたのが、『練習を1日休むと、取り戻すのに3日かかる。3日休むと1ヶ月かかる。それ以上休むと、そのシーズンはもう使いものにならない』ということ。そんなこと言われたら、もう休めないでしょう(笑)」

吉川少年は、その先生の教えを素直に守ったそうです。

「だって、勝ちたかったから。インターハイで優勝するのが目標だったし、そうしないと勝てないぞって言われたら、そりゃ守りますよ(笑)。そこで『休まない』っていうのが自分の物差しになって、そのまま大人になった。だから、今でも別につらいとは思わないんです。

その先生からは、食事の大切さも教わりました。人間にとって食事っていうのは、クルマにとってのガソリンよりも差が顕著に出るんだと。何を食べるか、どんな栄養素をどういうバランスで摂取するかで、タイムがコンマ何秒違ってくるんだって。とても情熱のある先生でした。感謝しています」

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